十日になって携帯を開いた。
「もう意識は戻っている。……司は今日も行ってるんだろうな」
彼女が心配なのに、どうしてか司のことも気になって仕方がない。
嫉妬であることはわかっている、
それでも、その気持ちを止める術を知らなかった。
でも、彼女の気持ちの負担になるのはもうこりごりだ。
だから、勇気を出してメールを送った。
件名 :大丈夫かな
本文 :話を聞いて負担になっていないと
いいんだけど……。
思い出してほしくないと言ったら
嘘になる。
でも、今までの記憶があってもなくても
今からの関係にはなんの障害もない。
君はそのままでいいから。
あまり考え込まないでほしい。
考えるあまりに会えなくなるのなら
何も考えてほしくはない。
翠葉ちゃんに会いたい。
寝てる君でもいい。
ただ、君に会いたい。
「もう意識は戻っている。……司は今日も行ってるんだろうな」
彼女が心配なのに、どうしてか司のことも気になって仕方がない。
嫉妬であることはわかっている、
それでも、その気持ちを止める術を知らなかった。
でも、彼女の気持ちの負担になるのはもうこりごりだ。
だから、勇気を出してメールを送った。
件名 :大丈夫かな
本文 :話を聞いて負担になっていないと
いいんだけど……。
思い出してほしくないと言ったら
嘘になる。
でも、今までの記憶があってもなくても
今からの関係にはなんの障害もない。
君はそのままでいいから。
あまり考え込まないでほしい。
考えるあまりに会えなくなるのなら
何も考えてほしくはない。
翠葉ちゃんに会いたい。
寝てる君でもいい。
ただ、君に会いたい。


