光のもとでⅠ

「俺、言いたいことは言う主義なんだ。だから、言わせてもらう」
 時にどこまで話したらいいのか悩むけど、この際だから全部言ったほうがいい気がした。
 母さんと兄さんに言われて悩んだ。
 相手のことを知るのに、訊いてばかりなのはフェアじゃない。
 ならば、自分のことも伝えるべき。
 翠の肩が少し上がる。
 横になったまま身構えるとあぁなるのか、なんて思いながら再度口を開いた。
「この間の、八日のは単なる八つ当たりだから」
「あ……あの、私っ――」
 ここでまた謝られたりありがとうなんて言われたらたまったものじゃない。
 悪いけど、先手を打たせてもらう。