「でもね、ずっと会えなかったし、ずっと言えなかったから……何度言っても足りないくらいなんだ」
「……でも、何度も言われたら、私の頭がショートしちゃいそうです……。そしたら、お話の続き、聞けなくなっちゃう……」
「そうだね、ごめん」
見ているこっちが切なくなるような顔をしないで……。
「翠葉ちゃんがそんな顔をすることはないよ」
そう優しく話してくれるけど、この人は気づいていない。
自分がもっと切ない顔をしていることを。
「俺がそんな提案をしたあと、翠葉ちゃんは静さんとの打ち合わせでウィステリアホテルに行くことになった。その日は俺もホテルの一室で会議があったから一緒に行った」
その日に蒼兄の誕生日プレゼントを買ったことや、ロビーで雅さんという人と会い、警護対象になったことを教えられる。
作り話のように思える出来事がたくさんあって、聞いている私はただただ驚くばかりだった。
「……でも、何度も言われたら、私の頭がショートしちゃいそうです……。そしたら、お話の続き、聞けなくなっちゃう……」
「そうだね、ごめん」
見ているこっちが切なくなるような顔をしないで……。
「翠葉ちゃんがそんな顔をすることはないよ」
そう優しく話してくれるけど、この人は気づいていない。
自分がもっと切ない顔をしていることを。
「俺がそんな提案をしたあと、翠葉ちゃんは静さんとの打ち合わせでウィステリアホテルに行くことになった。その日は俺もホテルの一室で会議があったから一緒に行った」
その日に蒼兄の誕生日プレゼントを買ったことや、ロビーで雅さんという人と会い、警護対象になったことを教えられる。
作り話のように思える出来事がたくさんあって、聞いている私はただただ驚くばかりだった。


