光のもとでⅠ

 不思議に思って顔を上げると、
「俺は翠葉ちゃんと結婚したいくらい君が好きなんだよ」
 思考停止に陥った私の顔は繕いようもないほど真っ赤に違いない。
「真っ赤だね」
 秋斗さんはクスクスと笑い、
「そういうふうに反応してくれるところも全部好きなんだ」
 私は「好き」と言われるたびに上気し、秋斗さんは「好き」と口にするたびに優しい顔をした。
 とてもとても優しい、まるで大切なものを慈しむような、愛でるような眼差しを向けられる。
 その真っ直ぐな目にドキリとする。
「秋斗さん……その笑顔は反則だと思うんです……」
「前にも同じこと言われたな」
 なんだか何を言っても笑われてしまう気がする。