ところどころに抜けているものがあって、それらが少しずつ埋まっていく感じ。
ただ、パズルのように穴埋めができるだけで、自分の記憶として思い出せているわけではない。
でも、なかった部分にあったはずのものが当てはまっていくのに妙な安心感を覚えた。
秋斗さんはその時々の会話まで覚えていて、自分が発した言葉に恥ずかしくなったり聞いているだけで顔が赤くなるようことばかりだった。
「森林浴の帰りに、ウィステリアホテルディナーを食べたんだ。その日の帰りに俺は翠葉ちゃんに提案をした」
「提案、ですか?」
「そう、そのときの翠葉ちゃんは別のことで動揺していて、俺はそれが面白くなかったんだ。自分の方を向いてほしかった」
「……一緒にいたのに、私は別の方向を見ていたんですか?」
秋斗さんはクスリと笑って、「ちょっと違う」と言う。
ただ、パズルのように穴埋めができるだけで、自分の記憶として思い出せているわけではない。
でも、なかった部分にあったはずのものが当てはまっていくのに妙な安心感を覚えた。
秋斗さんはその時々の会話まで覚えていて、自分が発した言葉に恥ずかしくなったり聞いているだけで顔が赤くなるようことばかりだった。
「森林浴の帰りに、ウィステリアホテルディナーを食べたんだ。その日の帰りに俺は翠葉ちゃんに提案をした」
「提案、ですか?」
「そう、そのときの翠葉ちゃんは別のことで動揺していて、俺はそれが面白くなかったんだ。自分の方を向いてほしかった」
「……一緒にいたのに、私は別の方向を見ていたんですか?」
秋斗さんはクスリと笑って、「ちょっと違う」と言う。


