この場の雰囲気に、教えてもらえないことを悟る。
ツカサはすごくつらそうな顔をしていた。
そんな顔をされたら断れるわけがない。
「……ツカサ? そんな顔をしなくても私は会うよ? ……大丈夫だよ?」
ツカサは何も言わず、私と視線を合わせては下を向いたり、やっぱり落ち着きがなかった。
さっきの柔らかいと感じた雰囲気は消えてしまった。
感じられるのは緊張や不安――きっと、そういう感情。
「藤宮秋斗さんは怖い人というわけではないのでしょう?」
唯兄のデジカメに録画されていた映像を見る限りでは、優しそうな人だった。
ただ、どうしたことか、とても挙動不審に見えたけれど……。
「どうして? どうしてそんなに不安そうな顔をするの?」
ツカサの顔を覗き込むように尋ねると、
「翠の記憶が無くなった理由が俺と秋兄にあるかもしれないから」
私は目を瞠り、唾を飲み込む。
ツカサはすごくつらそうな顔をしていた。
そんな顔をされたら断れるわけがない。
「……ツカサ? そんな顔をしなくても私は会うよ? ……大丈夫だよ?」
ツカサは何も言わず、私と視線を合わせては下を向いたり、やっぱり落ち着きがなかった。
さっきの柔らかいと感じた雰囲気は消えてしまった。
感じられるのは緊張や不安――きっと、そういう感情。
「藤宮秋斗さんは怖い人というわけではないのでしょう?」
唯兄のデジカメに録画されていた映像を見る限りでは、優しそうな人だった。
ただ、どうしたことか、とても挙動不審に見えたけれど……。
「どうして? どうしてそんなに不安そうな顔をするの?」
ツカサの顔を覗き込むように尋ねると、
「翠の記憶が無くなった理由が俺と秋兄にあるかもしれないから」
私は目を瞠り、唾を飲み込む。


