「翠がどんな思いで秋兄に電話したと思ってるんだよっっっ」
「――すまない」
「司、少し落ち着け」
静さんに肩を叩かれ、
「今回は私にも非がある。監視カメラがこれほど彼女を追い詰めることになるとは思いもしなかった」
でも、翠を安心させたくてカメラのことを翠に告げたのは俺自身だ。
「くそっっっ」
結局、俺も片棒を担いだことになる。
「それでなんだが……」
静さんを見ると、やけに深刻そうな顔をしていた。
「困ったことに、ふたりの記憶がないということは、うちで使いたい写真を撮った記憶もないということなんだ」
「――すまない」
「司、少し落ち着け」
静さんに肩を叩かれ、
「今回は私にも非がある。監視カメラがこれほど彼女を追い詰めることになるとは思いもしなかった」
でも、翠を安心させたくてカメラのことを翠に告げたのは俺自身だ。
「くそっっっ」
結局、俺も片棒を担いだことになる。
「それでなんだが……」
静さんを見ると、やけに深刻そうな顔をしていた。
「困ったことに、ふたりの記憶がないということは、うちで使いたい写真を撮った記憶もないということなんだ」


