そこへ藤原さんが戻ってきた。
タオルに包まれたアイスノンを受け取り、
「藤原さん、ドジって言われた……」
半泣き状態で口にすると、
「あら、何をやらかしたの?」
期待に満ちた目で見下ろされ、言うんじゃなかったと後悔する。
「俺のメガネを外そうとしたらしく、俺に近寄る際に自分の服の裾を踏んで俺の上に降ってきました」
「あら、ドジね」
藤原さんはふふ、と笑って出ていった。
自分のドジ具合にげんなりしていると、「髪……」と小さな声が聞こえた。
タオルに包まれたアイスノンを受け取り、
「藤原さん、ドジって言われた……」
半泣き状態で口にすると、
「あら、何をやらかしたの?」
期待に満ちた目で見下ろされ、言うんじゃなかったと後悔する。
「俺のメガネを外そうとしたらしく、俺に近寄る際に自分の服の裾を踏んで俺の上に降ってきました」
「あら、ドジね」
藤原さんはふふ、と笑って出ていった。
自分のドジ具合にげんなりしていると、「髪……」と小さな声が聞こえた。


