「じゃ、俺らは翠葉のご飯たべ終わったら行くか」
「蒼兄、私のことは気にせずお昼食べに行ってきて?」
「でも……」
「心配してくれなくても大丈夫」
だって、藤原さんがいてくれるもの。
部屋の隅に立っている藤原さんに視線を向けると、
「御園生さんには私がついていますので、どうぞご飯を食べていらっしゃってください」
と、藤原さんが言葉を添えてくれた。
「……それじゃ、お言葉に甘えて」
蒼兄がお母さんと桃華さんの背を押して病室を出て行った。
少ししてから桃華さんが小走りで戻ってきて、
「翠葉、そのアルバム、夏休み中借りていられるから持ってて? それから、CD聞きなさいよね!」
それだけを言って出ていった。
ポカン、と呆気に取られていると、
「さ、ご飯にしましょ」
と、藤原さんに器の蓋を開けられた。
「蒼兄、私のことは気にせずお昼食べに行ってきて?」
「でも……」
「心配してくれなくても大丈夫」
だって、藤原さんがいてくれるもの。
部屋の隅に立っている藤原さんに視線を向けると、
「御園生さんには私がついていますので、どうぞご飯を食べていらっしゃってください」
と、藤原さんが言葉を添えてくれた。
「……それじゃ、お言葉に甘えて」
蒼兄がお母さんと桃華さんの背を押して病室を出て行った。
少ししてから桃華さんが小走りで戻ってきて、
「翠葉、そのアルバム、夏休み中借りていられるから持ってて? それから、CD聞きなさいよね!」
それだけを言って出ていった。
ポカン、と呆気に取られていると、
「さ、ご飯にしましょ」
と、藤原さんに器の蓋を開けられた。