「カメラ、ツカサが頼んだの……?」
「違うわよ」
 藤原さんの声が割り込んだ。
「私が昨日のうちに連絡を入れたの。段取りしたのは私とナンバーツーよ」
 何もかもがおかしい……。
 どうして……どうして今まで仲の良かった人たちがこんなことになっているんだろう。
 ――私だ。
 全部、私から始まっているんだ……。
 なんだかものすごく大変なことになっている気がする。
 取り返しのつかないこと……?
 たかが私ひとりが関わっただけで、こんなに大ごと?
 私――。