自分の取った行動を回想すると、今自分がツカサの腕の中にいるからだと気づく。
「わっ……」
咄嗟に離れようとしたら、
「いい。落ち着くまではこのままで」
ツカサの手が背中に回され、ポンポンと軽く背を叩いてくれた。
一瞬、その動作が止まり、
「痛くない?」
と、振動を気遣ってくれる。
その声すら身体に響いて聞こえる距離にいた。
「うん、痛くない……」
「立ってるのは平気なの?」
「たぶん、あまり良くはない。でも、すごく心臓がドキドキしてるから、血圧は高めかも……」
「そう」
五分ほどそうしていると、不安はほとんどなくなった。
「わっ……」
咄嗟に離れようとしたら、
「いい。落ち着くまではこのままで」
ツカサの手が背中に回され、ポンポンと軽く背を叩いてくれた。
一瞬、その動作が止まり、
「痛くない?」
と、振動を気遣ってくれる。
その声すら身体に響いて聞こえる距離にいた。
「うん、痛くない……」
「立ってるのは平気なの?」
「たぶん、あまり良くはない。でも、すごく心臓がドキドキしてるから、血圧は高めかも……」
「そう」
五分ほどそうしていると、不安はほとんどなくなった。


