肩を抱かれたまま、点滴スタンドも秋斗さんに押されてナースセンターの方へと歩きだす。
「あら、珍しいお客様ね? 来るのは明日じゃなかったかしら?」
藤原さんが椅子を立ち、カウンター越しに話しかけてくる。
「どうかした?」
藤原さんは私に尋ねてくれたけど、私は何を返すこともできず、ただ横に首を振った。
「会長と静さんの許可を得たので、彼女の病室を十階に移します」
えっ……!?
「あら、そうなの? どの部屋を使うことになってるのか聞いているかしら?」
「第二病室です」
「じゃ、私は荷物を持っていくから御園生さんと先に行ってもらえるかしら? あぁ、面倒でもセキュリティはひとつずつパスしてちょうだいね、って秋斗くんに言う言葉でもなかったわね」
「あら、珍しいお客様ね? 来るのは明日じゃなかったかしら?」
藤原さんが椅子を立ち、カウンター越しに話しかけてくる。
「どうかした?」
藤原さんは私に尋ねてくれたけど、私は何を返すこともできず、ただ横に首を振った。
「会長と静さんの許可を得たので、彼女の病室を十階に移します」
えっ……!?
「あら、そうなの? どの部屋を使うことになってるのか聞いているかしら?」
「第二病室です」
「じゃ、私は荷物を持っていくから御園生さんと先に行ってもらえるかしら? あぁ、面倒でもセキュリティはひとつずつパスしてちょうだいね、って秋斗くんに言う言葉でもなかったわね」


