「誰もあんたの敵じゃないんだから」と。
「なぁ、翠葉ちゃん。君は本当に猛獣使いか何かか?」
ベッドに顎を乗せた昇さんに訊かれる。
「猛獣使い……ですか?」
「だって、あの猫にこの女豹だろ?」
と、視線が湊先生を向く。
「湊先生も手懐けるのが大変だったんですか?」
「いんや、こっちよりあっちの猫だな」
と、ツカサを指し示す。
「ちょっとあんたたち……猫やら豹やらで人を指さないでくれるかしら」
消毒薬を用意していたはずの先生の手には注射器が握られていた。とても危険な持ち方で……。
「でもな、一番厄介なのは狸なんだ」
湊先生をものともせずに話し続けるのは昇さん。
「なぁ、翠葉ちゃん。君は本当に猛獣使いか何かか?」
ベッドに顎を乗せた昇さんに訊かれる。
「猛獣使い……ですか?」
「だって、あの猫にこの女豹だろ?」
と、視線が湊先生を向く。
「湊先生も手懐けるのが大変だったんですか?」
「いんや、こっちよりあっちの猫だな」
と、ツカサを指し示す。
「ちょっとあんたたち……猫やら豹やらで人を指さないでくれるかしら」
消毒薬を用意していたはずの先生の手には注射器が握られていた。とても危険な持ち方で……。
「でもな、一番厄介なのは狸なんだ」
湊先生をものともせずに話し続けるのは昇さん。


