信じられないって顔をした先輩が、次なる答えを求めて昇さんを見上げる。
「夜の七時。面会時間が終わってからだ」
「そう……その時間なら来れるけど?」
先輩がこちらに視線を戻した。
汗に濡れた髪の毛が、少し顔に張り付いていた。
「え……来てくれるんですかっ!?」
「かまわない」
すごく嬉しかった。
「……ね、君たち付き合ってんの? なんか事前情報と違うんだけど」
昇さんに訊かれて首を傾げる。
「違いますよ? ただ、今だけ司先輩は私のわがままに付き合ってくれることになってるんです」
昇さんは、私から視線を司先輩に移しじっと見る。
「……単なる八つ当たりアイテムですよ。いわばサンドバッグみたいなもの」
若干むすっとした顔で答える。
なんでそんな顔するのかな。自分から引き受けるって言ってくれたのに……。
「夜の七時。面会時間が終わってからだ」
「そう……その時間なら来れるけど?」
先輩がこちらに視線を戻した。
汗に濡れた髪の毛が、少し顔に張り付いていた。
「え……来てくれるんですかっ!?」
「かまわない」
すごく嬉しかった。
「……ね、君たち付き合ってんの? なんか事前情報と違うんだけど」
昇さんに訊かれて首を傾げる。
「違いますよ? ただ、今だけ司先輩は私のわがままに付き合ってくれることになってるんです」
昇さんは、私から視線を司先輩に移しじっと見る。
「……単なる八つ当たりアイテムですよ。いわばサンドバッグみたいなもの」
若干むすっとした顔で答える。
なんでそんな顔するのかな。自分から引き受けるって言ってくれたのに……。


