「藤原さん、それは違います。……私がただ甘やかされて育ってるだけです」
「……ふ~ん。まぁ、いいわ。早くご飯食べちゃいなさい」
 ブロッコリーを口にしようとしたとき、
「ねぇ、司くんて御園生さんの彼氏?」
「っ……!?」
 私は口へ運び損ねたブロッコリーをお布団の上に落とす。
「当たり?」
「いえ……外れです」
「あら残念。結構手応えのある反応だと思ったのに」
 と、藤原さんの視線はブロッコリーへ移る。
 私は自分でブロッコリーを拾い、お水を飲んだ。