光のもとでⅠ

 矛盾しているけど、今は脳内ホルモンのなんとかのせいっていうことにしてしまおう。
 六時を回ると、藤原さんが夕飯を持ってきてくれた。
 今度は重湯のほかに温野菜がトレイに載っていた。
 ジャガイモ、にんじん、かぼちゃ、キャベツ、ほうれん草――。
 どれもスチームで蒸しただけのものだという。
 すべて別々に蒸してくれているのだろう。
 どの野菜にも匂いは移っていなかった。
「食べられそうなら食べる。無理なら無理はしない」
 そう言われて、お昼に食べることができた重湯を先にクリアさせる。
 次にジャガイモを口に運んだ。
 ……食べられる。
 少し塩気が欲しいと思ったら、藤原さんがポケットから小さな瓶を取り出しテーブルへ置いた。