「その代わりっ、さっき言ったこと守ってよねっ!?」
「……外に連れ出すって部分? それとも壁紙? 空調?」
……さっきのは売り言葉に買い言葉だったのだろうか。
不安に思いながら、
「外……連れていってくれるっていうの……」
返される言葉が怖かった。けれども、
「わかった……。その代わり、翠も守れよ?」
「……何、を?」
「二学期に間に合わせるってやつ」
何度も同じこと言わないでよ……。
私、自信なんて全然ないんだから。でも、先輩に嘲笑われるのだけは嫌……。
「絶対、間に合わせるもの――」
先輩はまた余裕そうに笑って見せた。
「俺、口にしたことを履行しない人間が大嫌いなんだ。だから、くれぐれも有言実行でよろしく」
言いながら、ベッドのすぐ側までやってきた。
「……外に連れ出すって部分? それとも壁紙? 空調?」
……さっきのは売り言葉に買い言葉だったのだろうか。
不安に思いながら、
「外……連れていってくれるっていうの……」
返される言葉が怖かった。けれども、
「わかった……。その代わり、翠も守れよ?」
「……何、を?」
「二学期に間に合わせるってやつ」
何度も同じこと言わないでよ……。
私、自信なんて全然ないんだから。でも、先輩に嘲笑われるのだけは嫌……。
「絶対、間に合わせるもの――」
先輩はまた余裕そうに笑って見せた。
「俺、口にしたことを履行しない人間が大嫌いなんだ。だから、くれぐれも有言実行でよろしく」
言いながら、ベッドのすぐ側までやってきた。


