光のもとでⅠ

 私が一年前に死んでいたとして――。
「翠ちんっ!」
 理美ちゃんの大きな声に思考が遮断される。
「ごめんっっっ。幼馴染の代わりに私が謝るから、だからあの言葉はなしにしてっ!? 都合よすぎるのわかってるけど、でも、あんな言葉、私嫌いっ」
 目の前で理美ちゃんが懇願している。
「あ……大丈夫だよ。全然気にしてないから……」
「翠ちん、嘘下手……。あんなこと誰が言われたってショックだよ」
 誰が言われてもショック……。
 私はショックというか、別のことを考えてしまったのだ。
「私は翠ちんがこの学校に来てくれて嬉しかったし、いきなりいなくなったらやだからねっ!?」
 その言葉に私は絶句する。
「……どうして黙るの?」
 理美ちゃんは不安そうな顔でしゃがみこみ、私の顔を見上げてくる。
 理美ちゃんは百七十センチ近い身長だから、いつもは私が見上げる格好になるのだけど今は違う。
 理美ちゃんが下にいた。