うん、私の周りはとくに何も変わらず、私も変わらず……。
あ……ひとつだけ、ものすごく大きく変わったことがある。
あの日から栞さんを見ていない。
湊先生に訊いたら夏風邪をこじらせたとのことだった。
今はゆっくり休めるように幸倉の実家に帰っているという。
メールを何度か送ったけれど、「心配かけてごめんね。でも、大丈夫よ」と、当たり障りのないメールが返ってくるだけだった。
今、ゲストルームでどんな生活をしているかと言うと、朝ご飯は私と蒼兄が作って、昼は湊先生と一緒に病院に出入りしている業者さんのお弁当を食べている。
どうしても食べられないときは野菜ジュースを飲んだり。
時々司先輩がフルーツサンドを作ってくれたり。
夕飯は唯兄がサクサクと作ってくれることが多く、時々、そのキッチンに司先輩が並んで立つこともあった。
洗濯物はお休みの日に一括してやったり、夜に蒼兄が干して、翌日の夕方に私が取り込んでたたんだり。
自分たちでできることは極力やっているつもりなのだけど、なんだか非常に手のかかる居候になってしまっている。
あ……ひとつだけ、ものすごく大きく変わったことがある。
あの日から栞さんを見ていない。
湊先生に訊いたら夏風邪をこじらせたとのことだった。
今はゆっくり休めるように幸倉の実家に帰っているという。
メールを何度か送ったけれど、「心配かけてごめんね。でも、大丈夫よ」と、当たり障りのないメールが返ってくるだけだった。
今、ゲストルームでどんな生活をしているかと言うと、朝ご飯は私と蒼兄が作って、昼は湊先生と一緒に病院に出入りしている業者さんのお弁当を食べている。
どうしても食べられないときは野菜ジュースを飲んだり。
時々司先輩がフルーツサンドを作ってくれたり。
夕飯は唯兄がサクサクと作ってくれることが多く、時々、そのキッチンに司先輩が並んで立つこともあった。
洗濯物はお休みの日に一括してやったり、夜に蒼兄が干して、翌日の夕方に私が取り込んでたたんだり。
自分たちでできることは極力やっているつもりなのだけど、なんだか非常に手のかかる居候になってしまっている。