冗談じゃない……。
「両思いだろうとしょせん兄妹だし……。何よりもセリはもういない」
「確かに芹香ちゃんはもういないけど……でも、兄妹ってそんなに大きな壁か? 両思いならそのまま一緒にいればいいんじゃないのか? 逆に兄妹だから一緒に暮らしていても違和感ないっていうか……」
は? この人何が言いたいわけ?
「俺はさ、別に結婚なんてどうでもいいって思ってる節もあって、つい最近まではずっと翠葉と暮らしていくつもりだった。翠葉には幸せになってもらいたいけど、もともと人の中に入っていくタイプじゃなくて、あげくこの身体だ……。秋斗先輩って人が現れるまでは結婚なんて想像もできなかった。たぶん、本人も同じなんじゃないかな? 結婚なんて考えたこともなかった。だから、なおさら動揺した」
「それは何? ずっとあんちゃんがリィの面倒を見るつもりだったってこと?」
「そう。今でも普通にそう考えられるよ。いつまでも両親が健在なわけじゃない。そしたら翠葉の面倒は俺が見る。それが当たり前だと思っていたし、今もそう思っている。世間にどう見られるかなんてどうでもいいんだよね。翠葉が笑ってくれてて自分が満足できるなら。だから、唯もそれで良かったんじゃないのかな」
俺も、それでいい……?
「両思いだろうとしょせん兄妹だし……。何よりもセリはもういない」
「確かに芹香ちゃんはもういないけど……でも、兄妹ってそんなに大きな壁か? 両思いならそのまま一緒にいればいいんじゃないのか? 逆に兄妹だから一緒に暮らしていても違和感ないっていうか……」
は? この人何が言いたいわけ?
「俺はさ、別に結婚なんてどうでもいいって思ってる節もあって、つい最近まではずっと翠葉と暮らしていくつもりだった。翠葉には幸せになってもらいたいけど、もともと人の中に入っていくタイプじゃなくて、あげくこの身体だ……。秋斗先輩って人が現れるまでは結婚なんて想像もできなかった。たぶん、本人も同じなんじゃないかな? 結婚なんて考えたこともなかった。だから、なおさら動揺した」
「それは何? ずっとあんちゃんがリィの面倒を見るつもりだったってこと?」
「そう。今でも普通にそう考えられるよ。いつまでも両親が健在なわけじゃない。そしたら翠葉の面倒は俺が見る。それが当たり前だと思っていたし、今もそう思っている。世間にどう見られるかなんてどうでもいいんだよね。翠葉が笑ってくれてて自分が満足できるなら。だから、唯もそれで良かったんじゃないのかな」
俺も、それでいい……?


