来客用駐車場に着くと、簾条さんは佐野くんに耳打ちをし、当然のように助手席におさまった。
「蒼樹さん、まずは飛鳥の家からでいいですか?」
言われて疑問がひとつ。
どうしたって学校前のバス停が一番近い。
「バス停のほうが近くない?」
「えぇ、近いですね。でも、いいんです」
バックミラーに映る立花さんも目を白黒とさせている。
「飛鳥、今日は家庭教師の日でしょう? 早く帰らないとおば様に怒られるわよ? 宿題終わっているの?」
「いっけなーいっ! 忘れてたっ」
「じゃ、佐野くんは後回しでもいい?」
一応確認をとると、「かまいません」と俯きがちに答えた。
あぁ、そうか……。
彼は立花さんが好きなんだったよな。
翠葉が言っていたことを思い出せば、簾条さんを策士と思わずにはいられない。
でも、これで簾条さんとふたりで話す時間は確保できたわけだ。
滑り出しは順調かな?
そんなことを思いつつ車を発進させ、簾条さんの的確な案内のもと車を走らせた。
「蒼樹さん、まずは飛鳥の家からでいいですか?」
言われて疑問がひとつ。
どうしたって学校前のバス停が一番近い。
「バス停のほうが近くない?」
「えぇ、近いですね。でも、いいんです」
バックミラーに映る立花さんも目を白黒とさせている。
「飛鳥、今日は家庭教師の日でしょう? 早く帰らないとおば様に怒られるわよ? 宿題終わっているの?」
「いっけなーいっ! 忘れてたっ」
「じゃ、佐野くんは後回しでもいい?」
一応確認をとると、「かまいません」と俯きがちに答えた。
あぁ、そうか……。
彼は立花さんが好きなんだったよな。
翠葉が言っていたことを思い出せば、簾条さんを策士と思わずにはいられない。
でも、これで簾条さんとふたりで話す時間は確保できたわけだ。
滑り出しは順調かな?
そんなことを思いつつ車を発進させ、簾条さんの的確な案内のもと車を走らせた。


