「飲み物用意するけれど、ハーブティーでいいかしら?」
訊かれて、三人とも頷いた。
栞さんがキッチンへ入っていくのを見届けると、
「次、俺が行くわ」
佐野が名乗りをあげた。
「えっ? なんでっ!?」
飛鳥が訊いたけど、私も訊きたかった。
「女ふたり挟んだあとの最後とか超恐怖……」
冷や汗でもかきそうな顔をして佐野が言う。
「……一理あるわね」
そこは少し同情を見せる。
「桃華、私たちはふたり同時でも良くない? 同性だしさ」
「それもそうね。じゃ、キリのいいところで佐野と海斗に声をかけるわ」
こんな会話で順番は決まった。
問題は、自分が何を答えるか、だ。
私は――。
ふと頭に浮かんだのが蒼樹さんだった。
訊かれて、三人とも頷いた。
栞さんがキッチンへ入っていくのを見届けると、
「次、俺が行くわ」
佐野が名乗りをあげた。
「えっ? なんでっ!?」
飛鳥が訊いたけど、私も訊きたかった。
「女ふたり挟んだあとの最後とか超恐怖……」
冷や汗でもかきそうな顔をして佐野が言う。
「……一理あるわね」
そこは少し同情を見せる。
「桃華、私たちはふたり同時でも良くない? 同性だしさ」
「それもそうね。じゃ、キリのいいところで佐野と海斗に声をかけるわ」
こんな会話で順番は決まった。
問題は、自分が何を答えるか、だ。
私は――。
ふと頭に浮かんだのが蒼樹さんだった。