「風呂にはいったい何時間浸かってたんですか?」
蔵元に訊かれてポツリと答える。
「六時には入ってたと思う……」
すると、蔵元と若槻は絶句した。
ふたり揃って無言はやめてほしい。せめて若槻、何か喋れよ……。
結局若槻は口を開かず、ため息をついた蔵元が口を開けた。
「先ほど調べました。楓様は本日夜勤だそうです。夕方六時にはマンションを出られるそうですが、それまではお休みになられるのでしょうから、お話しを聞けるとすれば五時過ぎかと……。湊様は夜勤明けで学校にいらっしゃいます。司様も本日は学校でございます」
……ともすると、湊ちゃん、かなぁ……。
朝には彼女の様子を見に行っているかもしれない。
ホテルブレッドにバターをつけて口にする。
焼きたてのパンは非常にうまかった。
「それと、住居トレードをされるのでしたら、その前に今日はみっちりと引継ぎをするようお願いします」
蔵元を見て思う。
本当に面倒見のいい人間だな、と。
「秋斗さん、期限は?」
若槻に尋ねられ、「無期限で」と答える。
蔵元に訊かれてポツリと答える。
「六時には入ってたと思う……」
すると、蔵元と若槻は絶句した。
ふたり揃って無言はやめてほしい。せめて若槻、何か喋れよ……。
結局若槻は口を開かず、ため息をついた蔵元が口を開けた。
「先ほど調べました。楓様は本日夜勤だそうです。夕方六時にはマンションを出られるそうですが、それまではお休みになられるのでしょうから、お話しを聞けるとすれば五時過ぎかと……。湊様は夜勤明けで学校にいらっしゃいます。司様も本日は学校でございます」
……ともすると、湊ちゃん、かなぁ……。
朝には彼女の様子を見に行っているかもしれない。
ホテルブレッドにバターをつけて口にする。
焼きたてのパンは非常にうまかった。
「それと、住居トレードをされるのでしたら、その前に今日はみっちりと引継ぎをするようお願いします」
蔵元を見て思う。
本当に面倒見のいい人間だな、と。
「秋斗さん、期限は?」
若槻に尋ねられ、「無期限で」と答える。


