「なんで半分?」
尋ねる静さんに、
「原液のまま飲めないっていうわがままな嗜好の持ち主だから」
……私、そこまで詳しく話したことあったかなぁ。
考えていると、
「御園生さんから聞いてる」
と、答えを得ることができた。
でも、それもどうかと思う……。
私はまだ何も口にしていないのだ。
司先輩をじっと見ると、ため息をついて私を見た。
「"なんで?"って疑問に思うとき、首を右に傾げるのをやめてみたら? そしたら二割くらいは駄々漏れ回避できるんじゃない?」
司先輩はそれだけを口にして朝食を再開した。
静さんと湊先生は動きが止まっていて、私たちの顔を交互に見る。
その間も静さんはピッチャーを持ったままだ。
「あんたたちって超音波か何かで会話してたりしないわよね」
そんなあり得ないことを口にしたのは、らしからぬ湊先生だった。
尋ねる静さんに、
「原液のまま飲めないっていうわがままな嗜好の持ち主だから」
……私、そこまで詳しく話したことあったかなぁ。
考えていると、
「御園生さんから聞いてる」
と、答えを得ることができた。
でも、それもどうかと思う……。
私はまだ何も口にしていないのだ。
司先輩をじっと見ると、ため息をついて私を見た。
「"なんで?"って疑問に思うとき、首を右に傾げるのをやめてみたら? そしたら二割くらいは駄々漏れ回避できるんじゃない?」
司先輩はそれだけを口にして朝食を再開した。
静さんと湊先生は動きが止まっていて、私たちの顔を交互に見る。
その間も静さんはピッチャーを持ったままだ。
「あんたたちって超音波か何かで会話してたりしないわよね」
そんなあり得ないことを口にしたのは、らしからぬ湊先生だった。


