私の好きなもの


オンナとは違う                          オトコの、モノで。



その腕で




あなたに




萩原さんに




息さえ出来ないくらい強く抱きしめられたら…。



「―――試してみるか?」


「…・・・へっ?」

            
「今のヤバイ発言、声に出てたけど」



にやりと口角を上げる彼の顔を見て、私は事態を理解した。