じゃあ次はさっきの続きから話すね。


意識が2人とも戻って落ち着いて自分の部屋に戻ったの。
そのままあたしは沈黙状態だったんだけど、なぜかアイツは超焦ってた。
そしたらアイツがとうとうしゃべった。
「お願いだっ俺を助けてくれっ!!!!」
...本日2回目の意味わかんない。
まずは名前とか色々教えてもらおう。
「えっと...あなたは誰??」「俺は未来から来た。で、王子の候補になってたんだ。」
おい...名前言えよ(笑)てかこの体で王子の候補とかありえなすぎっ!!!!
「で...名前は??」「あぁ、俺はムーヴだ。」
ムーヴか。覚えよう。
ムーヴムーヴムーヴ...ムーク。あれっ??
まぁいっか。
「ねぇムーク、なんで冷蔵庫から飛び出してきて焦っていたの???」
「ムーヴだ。...それはだな、長くなるが...。俺は6人の中の王子候補の1人だった。そして選ばれた時に渡されるものがある。それが王の真珠なんだ。それを代々王になる者に引き継いでゆくんだが、その真珠には特別な力があるという噂がある。何でも願いが1人3つだけ叶うという。俺はそれが本当かどうか確かめたくて1つ目の願いをタイムスリップがしたいと言ったら本当にタイムスリップしちゃったんだ。ここの家の冷蔵庫に。噂通りで嬉しかったけど、速度が早すぎて扉を開けたお前とぶつかったんだ。...てか、お前の名前は??」
うぅん長い..。あぁ、うちも名前言ってなかったっけ??
えっ??あなたも知らなかったっけ??
じゃあ軽ぅ~く自己紹介するね!

私の名前は[秋山唯(アキヤマ ユイ)]。性別女のしし座!!
覚えてね~。

あ、話戻すよ??

名前言ったら「そうか、唯か。それでだな、その真珠が唯とぶつかったせいで無くしちまったんだよ...。王に無くした事がばれたら王子の座を降ろされちまう。お願いだ!!探すのを手伝ってくれ!!」
うわ~...巻き込まれた...。
助けてあげようかな、かわいそうだし。
「...いいよ。しょうがないなぁ。」
ウチ優しいゎ~(笑)
「あと、俺は城から抜け出したんだ。城の中だと効かないらしいから。そしたら門番に別人だと思われて入れなくなった。証明書を部屋に置いてきちまって。だから...」
え??だから何??は??
「まだわかんねぇのかよ?!だからだな、俺をここに置いてくれ。」
えぇ~~~~~~~~~~?!?!?!

で、かわいそうだし、しょうがないからここに置いてあげることにしたってわけよ。

わかった???

あっそろそろムーク帰ってくるよ。

えっ

ムーヴだったっけ??

まっいいか!!!!