妊娠しても、仕事は続けた。
幸い、職場の環境に恵まれて、時短勤務に出来たから、
ギリギリまで働いて産休に入った。
次に、そんな選択に迫られたのは、旦那のノブ君の、言葉。
「もしもの話だけど…。
もし、紗和子と赤ちゃんに何かがあったら、紗和子の命を優先するからね?」
働いている時も、赤ちゃんは頑張ってくれて、順調に臨月を迎えようとしていた時。
順調だからって、何もないとは言い切れないわけで。
だから、夫として、それは当然考えておかなければならないことで。
逆の立場だったらと考えると、やっぱり自分もそう言ったと思う。