長い通学路を3人で歩き、時間をかけて学校に着いた。

ガタン

音を立てて椅子に座った。

なんとなくボーっとしていた。

廊下で話してるカップルの声が聞こえてきた。

健斗も聞いていたみたいで健斗と目が合うと

自然と頬がゆるんだ。


「健斗ってさぁ好きな子いないの?」

「はぁ?いねぇよ。」

「何そんなつよがって。あっもしかして優菜?!
結局は優菜かぁ」

「だから、あいつは苦手だって。」

「ふーん。・・・・・・・・・でいないの?」

「一応います・・・けど。」

「えーーーーーー!以外っ
こっちの学校?」