それから私たちは健斗くんが退院してからの病院の様子とか先生、友達とかの話をしていた。
おかげで1時間目の授業は頭に入ってない。
休み時間、クラスのみんなから質問攻めになっていた健斗くんの横で私は優菜と話していた。
「なぎさぁ?佐藤さんとどういう関係なの?」
「小さい時に病院で会った事があるの。」
「へぇ!そうなんだー!偶然ってすごいね!」
ニコッと笑う優菜の笑顔にノックアウトされちゃいそぉー!
私も一応女の子なんだけどな…
「うん。私もびっくりしたよー!!!しかも、健斗くんまで覚えてくれてて…嬉しかったよぉー☆」
「ねぇ」
「ん?」
「優菜ね。