青空と笑顔

そんなこと思い出してたら

ふとどこかから声が聞こえた

「渡田ーー!女子トイレのボール

 とってくれー」

それは矢野和希だった

女子トイレにボール?

「え、ヤダ。」

「そー言わずにさぁ、頼むよぉ」

しょーがない。とってやるか

私は女子トイレに入って

ボールを取ろうとすると

中にいた女子たちに蹴られた。

嗚呼、ついに直接暴力

ふるわれるようになっちゃったか。

予想してたからだからかな?

全然悲しくないのは。

「ちょ、オイ!!

 渡田、今先生呼んでくっんな!」

そうして矢野は去っていった

どうせそのまま逃げるんでしょ。

私は過去の経験からそうとしか

思わなかった。そして

いじめっこたちもそう思ったのだろう

次々と蹴ったり殴ったり。























「先生呼んできたぞ!

 オメー大丈夫か?」

そうして矢野は駆けつけてくれた。