ヴァンタン

パパからキャプテンバッドの戦い方を聞いた事があった。


――思い出した……


――確か数を少なく見せかけて、油断した隙に一気に攻撃を仕掛ける。


――そうか!?


――だから隠れて見張っているのか。

私は一人で震え上がっていた。




「もうこうなったら仕方ない!」
私は覚悟を決めた。




キャプテンバッドの遺体探し。
まず其処から始める。

船長室を隅から隅まで捜索する。


でも何処にもそんな物はなかった。