ヴァンタン

でも潜り込んだベッドはもう既に誰かに占領されていた。


枕にあったポニーテールに触れた……


――えっ!?


その占領者は、十年前の私だった……


――え!?


――ええっー!?

頭の中で又何かか弾けた。


――そうか!?


――そうだったのか。


――十年前のお・ね・え・さんは私だったんだ。