ヴァンタン

「そうか?」
私はガラスに写った魔法の鏡に何かを感じた。


「もしかしたら?」
私は私の血を捧げた鏡を触ってみた。


「パパ解ったわ。この鏡は映像だからよ。だから駄目だったのよ」


「そうか本物の鏡でなければ駄目だって言う事か」

私は頷いた。


「パパ家に帰ろう」
私は力強く言った。