ヴァンタン

何とかキャプテンバッドを一蹴した。

私は骸骨達がひるんでいる隙に甲板へと脱出した。


魔法の鏡の現し方はさっき知った。
私は合わせ鏡でもう一つの鏡を作り出した。

魔法の鏡が万華鏡のように、やっと脱出出来た私達の行く手を遮る。

この鏡を再生する為には、清らかな乙女の血が必要不可欠なのだ。


私は知っていた。
知っていた筈だった。
だから女子会専門だったのか?


――そうだ全てはパパを助ける為だったんだ。


高校から大学まで全て女子校を選んだ。
だから敢えてレベルの高い学校を選んだのだろう。


受験勉強に没頭する為に、恋愛感情を持ち合わせない為に……