ヴァンタン

私は、ゆっくりとキャプテンバッドの骸骨に目を移した。


キャプテンバッドの指先が僅かに動いていた。

私は目配せをして、パパにこの事を知らせた。


そっと操舵室の窓を見た。


「うわっー!?」


「ひえぇー!?」




私達が目にした光景は……


操舵室の窓にへばり付いた骸骨だった。