ヴァンタン

何時も母の傍ニいた。
母一人子一人。
それが当たり前だった。
お互いの寂しさや苦しさを分かち合う為に。


でも私は我が儘だった。

母の痛みにも気付いて遣れず……
なんて親不孝なん娘だったのだろう。