貴之の声だった。
自分達を探している。
その様子は……とても焦っているようだ。
尚樹の心臓が、ドクンと大きく波打った。
「……あ!! こんなとこにいたのか!」
貴之が、尚樹達の姿を見つけて声を上げた。
走ってきたのだろう、息を荒くしている。
「早く、病室へ……! ミクリが……」
風が。
止んだ。
自分達を探している。
その様子は……とても焦っているようだ。
尚樹の心臓が、ドクンと大きく波打った。
「……あ!! こんなとこにいたのか!」
貴之が、尚樹達の姿を見つけて声を上げた。
走ってきたのだろう、息を荒くしている。
「早く、病室へ……! ミクリが……」
風が。
止んだ。

