私の足音に気付いたのか、その男はゆっくり目を覚ました。 目が合ってしまった。 「こっ…ここ、すごくきれいだよね。私、ここが大好きなんだ」 何を話せば良いのかわからず、とっさに出てきた言葉はそんなものだった。