ストロベリーらぶ



「本当にそれでいいと思ってるの?」


遊磨の声は震えていた。


握られた拳も震えていた。


「うるさいなあ。さっきから何回もそうやって言ってるじゃん。もう私に関わらないで」


夢乃がそう言い終わる前に、遊磨が夢乃の頬を叩く音が聞こえた。