「そうだよ!友達なんてくだらないものだよ!!でも、そんなくだらない関係になりたいの!くだらないものが必要となるような関係にしていきたいの!!」 珍しく大きな声で自分の意見をハッキリ言う遊磨に、伽新羅は驚いて目を見開いて遊磨の方を向いた。 夢乃はたいして驚きもせず、じっと遊磨を見つめた。 遊磨は「あっ…」と声を漏らす。 いつもはおとなしい遊磨だが、夢乃が絡むと自分の気持ちが言葉に出てきてしまうようだ。 自分の発言に後悔しているのか、遊磨はそれきりうつむいてしまった。