「おはよー姫。なぁなぁ、今週の土曜日空いてない?」


伽新羅は小走りで夢乃のもとへ駆け寄ってきながらそう言った。


「空いてない」


何かと思えば、デートのお誘いだった。


夢乃は即答で断る。