伽新羅は自分も濡れたのか、スポーツタオルくらいある長いタオルを肩からかけていた。 それを手にとって夢乃に渡してきたが、彼女はその好意を冷たく断ると、今いた場所から歩きだした。 冷たくするのはわざとで、見栄をはるのはしょっちゅうだった。 ほぼ毎日そんな生活をしていれば、少なからずストレスもたまるだろう。