「だから、姫はもう帰れって!」


伽新羅の声が校内に響き渡る。


「なんで俺と一緒に学校戻ってきちゃってんの!?」


「だって、まだ私の仕事残ってるし」


驚愕する伽新羅とは裏腹に夢乃は淡々と言った。