遊磨はみんなからタオルをかしてもらったりドライヤーで服や頭を乾かしてもらったりしていた。 そんな暖かい雰囲気を邪魔しないように、夢乃はそっと教室から出た。 「夢乃ちゃんもタオル貸してあげるよ!―――…って、あれ?夢乃ちゃん?」 遊磨は辺りを見回すがどこにも夢乃の姿はなかった。 探しに行きたい心境だったが、チャイムが鳴ってしまい、行けなくなってしまった。