「あ、あのね…。前伽新羅が言ってたじゃん?その…身体を売ったとかっていう話…。なんかインターネットで私の写真が売られてたみたいで、みんな知ってたらしいんだけど…その…」 伽新羅は夢乃の手が震えてることに気付いた。 伽新羅はそんな夢乃の手に自分の手を重ねた。 「ごめん。無理に話してほしいわけじゃないんだ。だから、話すのが辛いなら話さなくていいよ」 伽新羅がそう言った後、夢乃は少し考えるように黙った。