「なあ、本当に俺の家に来る気はないのか?」


伽新羅たち3人を家庭科室に戻らせた後、安曇は夢乃に向かってそう言った。


夢乃は微笑んだだけだった。


その笑顔だけで返事はわかった。


チャイムが鳴って色々な人の声が行き交う中、2人は静かに並んで歩きだした。