「━━━…はあ…」 休み時間になって、大きなため息を一つ吐く。 「んもう…胡桃、ため息何回目ー?」 ため息をしたら、ユカコにそう言われた。 「あはは、ごめん……」 謝ったものの、またため息がでそう……。 だって……気づいちゃったんだもん。 悠のことが、好きだって……。 自分の気持ちに気づいてしまった以上、もう隠すことはできない。