「わっ……!」 若干押し潰されそうになっていると、朋樹先輩があたしの腕を引っ張った。 「ここなら、大丈夫だから」 「ありがとう、ございます…」 あたしを壁のほうへ連れ出してくれて、朋樹先輩があたしの前に立ってあたしが潰れないようにしてくれた。 「胡桃ちゃん小さいからね」 「あたしだってもう少し大きくなる予定でしたよ!」 「バスケやってたのに、伸びなかったね?」