「それを読んだら一緒に帰ろうって書いてあったと?」 「うん」 「朋樹先輩も懲りないねぇ。胡桃には矢吹がいるのに」 ユカコが大きなため息をはく。 どうしよう。 「帰るしか……ないよね…」 「そうだね。それに、二人で話し合うのもいいかもよ?」 「話し合うか…」