朋樹先輩はあたしの頭をポンと撫でると、図書室から去っていった。 「……はあ…」 朋樹先輩が図書室から去っていくと、悠が大きなため息をついた。 「悠?」 心配になって悠の名前を呼ぶと、悠があたしのほうを見て手招きをした。 あたしが悠のもとへ近づくと、悠はあたしのをソファーに座らせて 強く抱きしめてきた。